顎変形症の治療期間が「長すぎてムリ！」「もっとお顔の変形が強くなる期間があるなんて耐えられない！」と思って、治療をあきらめていた方が多くおられます。そんな方にとっての最先端・究極の治療法。それがサージェリーファースト法による顎変形症治療です。

顎変形症治療（骨格性の上顎前突症（出っ歯）、下顎前突症（受け口）、お顔の非対称性など）において、最初に顎の骨の外科手術を行い、外見や顔面の非対称性といった歪みやズレを改善してから、その後に歯列矯正にて嚙み合わせを整える治療法です。
従来の術前矯正を行ってから外科手術を行うプロセスとは異なり、治療期間を大幅に短縮化し、患者様のお悩みを早期に解消できるメリットがございます。
近年では歯科用CTやシミュレーションソフト、サージカルガイドといった高度な医療機器の活用と医療としての科学的根拠（エビデンス・ベースド・メディシン）が確立されてきており、患者様からもご要望の多い治療法となります。
ここでは、従来の術前矯正治療ありの顎変形症治療のプロセスと比較しながらご説明をいたします。

• メリット
  術前矯正により歯の変形が改善され、顔面骨のみの変形がわかりやすくなります。
• デメリット
  顔面骨の変形のみが残ることで手術までの間、顔面骨の変形が強調されます。

上記に見ました通り、従来の方法では、初診相談から治療完了まで3年～4年と長期間かかってしまうことがあげられます。

1. 口元や顎、輪郭外見が早期に改善されます。
2. 治療期間が大幅に短縮できます。
3. ライフスタイル・ライフイベント（ブライダル、留学、夏休み・春休み）などの長期休暇に合わせた治療計画が可能となります。

口腔外科医により「顔面骨」に外科手術が行なわれると、骨の代謝が促進されることで、歯が早く動くRAPと呼ばれる現象が生体に生じます。このRAPが起きている間に矯正歯科治療を開始することで、矯正治療の期間を短縮することが可能となります。

入院・手術

税抜きでの概算ですが、

検査、全身麻酔、提携病院での入院　2泊3日

• 費用は患者様の口腔内状況により異なります。
• 全身麻酔と入院は、提携の国立病院で実施します。
• 上記の料金に消費税は含まれておりません。

歯と顔面骨の変形が混じっている状態からの治療のため、手術後のかみ合わせ・見た目の予測が非常に困難です。そのため、この治療には最先端技術のCT、シミュレーションソフトの予測だけではなく、大学病院などで、相当数の執刀、術後の治療を実践した臨床経験が必要となります。OGSクリニックでは経験豊富な院長吉川と連携する矯正歯科医が、互いに綿密にカンファレンスを行い、「かみ合わせの機能」、それだけではなく、「お顔の見た目」、「安定した呼吸が可能な気道」も含めた治療計画を立案して治療にあたります。

リスク・合併症

• 出血
• 痛み
• 腫れ
• 術後感染
• 気道閉塞