サージェリーファースト法

顎変形症治療において、最初に顎の骨の外科手術を行い、外見や顔面の非対称性といった歪みやズレを改善してから、その後に歯列矯正にて嚙み合わせを整える治療法です。
従来の術前矯正を行ってから外科手術を行うプロセスとは異なり、治療期間を大幅に短縮化し、患者様のお悩みを早期に解消できるメリットがございます。

ル・フォー1型骨切り

顔の中顔面といわれる、目の下から上唇までの距離が長い方、噛み合わせで咬合平面の頚椎方向が下方に向いている方が適応になります。
ル・フォー骨切りをする場合には、同時に下顎枝矢状分割術を施術しないと噛み合わせがずれてしまいますので、上下顎移動術いわゆる2jaw（トゥジョー）サージェリーとなります。

下顎枝矢状分割術

中顔面の長さ、咬合平面が適正で下顎が受け口になっている方は、下顎枝矢状分割術が適応となります。このタイプの方の噛み合わせは、下顎が上顎に対して前方に突出していることが多く、下顎を後方移動させることで正しい噛み合わせ、かつ咬合平面の傾きに後方移動した分の垂直的な距離が短縮されます。もともと下顎の骨格が大きく変形して噛み合わせがずれているので、矯正治療が必要となります。
術前・術後に矯正をする場合は保険適応となり料金が抑えられますが、治療期間が長くなります。術後のみ矯正をする場合にはサージェリーファースト：SFといって、治療期間を短縮できます。矯正治療も自費料金になりますが、提携の矯正歯科クリニックでは、特別価格で矯正治療を実施していただけるようにしております。

オトガイ形成術

下顎の先端をオトガイといいます。この部分が垂直的に長い方はオトガイ形成により短縮させることができます。
治療の際には、エステティックライン：E-lineが損なわれないように、かつ鼻下点から口唇、口唇からオトガイ下点までの長さの比率を黄金比を用いて設定し施術することで、年齢、時代や流行にとらわれない美しい形態を再現することができます。

輪郭形成術

お顔の輪郭とは、オトガイ・アゴ先、エラ、ほお骨の部分までのフェイスラインをさします。輪郭形成術は、このフェイスラインを半永久的に整えることができます。ボトックスやヒアルロン酸注入は一時的な効果で、何回も施術が必要ですが、輪郭形成術は、1回の施術で半永久的に効果を保つことができます。

また、「顔面骨切りをしたいけど、費用を安くしたい。」「大きな手術には、少し不安がある」「時間があまりない」そんな方にも輪郭形成術はおすすめです。

輪郭形成術の中には、オトガイ形成術、外板切除術、下顎下縁形成術、下顎角形成術、頬骨削りがあり、あなたの「なりたい輪郭」によって、それらの術式を組み合わせたり、または単独で施術します。

歯並びやかみ合わせが関係しない施術になりますので、入院期間も２泊３日でご提案できることがほとんどです。費用も検査・入院・全身麻酔・手術・通院費用を合わせても100万円を超えないご提案から可能です。